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拘束記者の日本人母、娘のスパイ活動否定

テヘランでロクサナ・サベリさんについて語る母明子さん(共同)
テヘランでロクサナ・サベリさんについて語る母明子さん(共同)

 イラン当局が日系米国人フリーランス記者ロクサナ・サベリさん(31)の身柄を拘束、スパイ罪で革命裁判所が禁固8年の実刑判決を言い渡した問題で、母親の明子さん(63=米国在住日本人)が21日、テヘランで共同通信のインタビューに応じ、20日に面会したというロクサナさんのスパイ容疑に対し「考えられない」と否定した。

 明子さんが日本メディアの取材に応じたのは初めて。日本語で答え「娘は気丈に振る舞い、われわれのことも気遣ってくれた。しかし無事解放されるまで不安は消えない」と語った。

 ロクサナさんとは今年1月末から連絡が途絶え、2月に本人から米中西部ノースダコタ州の自宅に「自分の居場所がどこか分からないが、逮捕された」と電話があったという。イラン人の夫レザさん(67)とイランに入国した明子さんは4月6日に初めて面会。両親の入国を知らなかったロクサナさんは驚いた様子だったという。

 明子さんは早期釈放の可能性について問われると「皆さんが努力している。希望は持ち続けています」と、慎重に言葉を選んだ。

 明子さんによると、ロクサナさんは小学生の時に日本の祖父と日光(栃木県)や鳴子(宮城県)を旅行。大学1年生だった1995年にも約5週間滞在するなど、これまで3回訪日している。

 米英の大学院修了後、イラン報道を志したロクサナさんは自らイラン国籍を取得。6年前から英BBC放送や米公共ラジオ(NPR)などの記者として活動していた。

 ロクサナさんをめぐっては、オバマ大統領自らが「スパイ行為に関与していないと強く信じている」と発言し、強く釈放を要求。イランのアハマディネジャド大統領も「適正な扱い」を求める書簡を出すなど、控訴審を控え、姿勢変化の兆しもうかがえる。(共同)

 [2009年4月22日9時58分]


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