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ベートーベン名曲「エリーゼ」は知人妹か

 楽聖ベートーベン(1770~1827年)の名曲「エリーゼのために」のエリーゼはベートーベンの知人の妹で、当時10代だった女性の可能性が高いとドイツの研究者が発表した。エリーゼの身元は長らく謎とされてきたが、ウィーンの教会に保管されていた記録などから判断したという。オーストリアのメディアが6月30日に伝えた。

 ベートーベン研究者のコーピッツ氏によると、女性はドイツ出身のソプラノ歌手エリザベート・レッケル(1793~1883年)で、テノール歌手だった兄を追ってウィーンに来た。ベートーベンは自作のオペラに出演した兄と親交があり、エリザベートとも親しくなったという。

 「エリーゼのために」は1810年に作曲され、ベートーベンは自筆譜に「エリーゼのために、4月27日、思い出に」と記入。エリザベートは13年にベートーベンの友人の作曲家と結婚した。

 コーピッツ氏はウィーンの教会の書庫で、14年に書かれたエリザベートの第1子の洗礼記録を分析。母親の名前は「エリーゼ」と記され、それがウィーンでの呼び名だったと判断した。

 同時期、ベートーベンがほかにエリーゼやエリザベートという名前の女性とかかわった記録はなく、エリザベートが曲中のエリーゼだと結論付けた。ベートーベンとエリザベートの交流は長く続いたという。(共同)

 [2009年7月1日11時7分]


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