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拉致の邦人男性解放「自動小銃怖かった」

 イエメンの首都サヌア近郊で地元部族民に拉致されていた東京都のコンサルタント会社、毛利建築設計事務所社員の真下武男さん(63=東京都板橋区)とイエメン人運転手が23日夕、8日ぶりに解放された。在イエメン日本大使館が確認した。

 真下さんは解放されサヌア市内に戻る途中、共同通信の電話取材に「無事解放され本当に喜んでいる。家族に元気だと伝えてほしい」と語った。拘束期間中の様子については「最初は大勢の人が自動小銃を持っており、とても怖かったが、何日かたったら落ち着いた。外に出られないのがきつかった」と振り返った。

 真下さんはこの後、サヌア郊外のサヌア州政府庁舎で記者会見し、州政府や日本政府に対し英語で謝意を述べた。

 真下さんは、国際協力機構(JICA)の教育支援プロジェクトに従事。今月15日、サヌアから北に数十キロ離れた同州アルハブの小学校建設現場に車で向かう途中、武器を持った数人の男に止められ、運転手とともに拉致された。

 犯人側は4年にわたり裁判なしに収監されている親族の釈放を要求。有力部族長ら交渉団が政府にこの親族の釈放を働き掛けることを約束、真下さんの解放を説得した。17日にいったん解放の情報が流れたが、犯人側が「親族の釈放優先」を主張し、交渉が難航していた。

 イエメンでは、政府に不満を持つ部族民らが外国人らを誘拐する事件が頻発。国際テロ組織アルカイダ系の武装勢力「アラビア半島のアルカイダ」の活動に懸念が深まっているほか、今年8月からは政府軍と北部のイスラム教シーア派ザイド派の民兵組織との戦闘が激化している。(共同)

 [2009年11月24日9時0分]


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