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ロマ女性に無断で不妊手術チェコ政府謝罪

 チェコ政府は25日までに、同国で1990年代まで、女性の同意を得ない違法な不妊手術が繰り返されていたことを初めて認め、謝罪した。被害者の多くが子供の多い少数民族ロマ(ジプシー)といい、その出生を抑えようと旧チェコスロバキア共産政権下で手術が行われるようになったとみられる。

 同国のコツァーブ人権担当相は23日「過去にインフォームドコンセント(十分な説明と同意)を欠いた不妊手術が行われてきた。最も根源的な人権が損なわれた」と述べ、再発防止に努めると述べた。

 現地からの報道によると、被害者は名乗り出ただけで80人を超え、不妊手術の意味すら理解せずに手術の同意書に署名したケースもあったという。

 手術は70年代には行われていたとみられ、89年の共産政権崩壊後も継続。人権団体は「2003年に行われた例も確認された」としている。04年ごろ、人権団体が告発し政府などが調査していた。

 ある被害者はチェコメディアに「病院で帝王切開手術を受ける際、激痛のさなかに(渡された同意書に)何げなく署名した。何の説明も受けなかった」と話した。

 チェコのロマ人口は25万人以上とみられ、日常生活でさまざまな差別を受けている。(共同)

 [2009年11月25日9時15分]


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