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米観光名所のアシカ激減で地元に打撃

 米カリフォルニア州サンフランシスコの観光名所フィッシャーマンズワーフで人気のカリフォルニアアシカが、昨年秋ごろから激減している。北のオレゴン州では同種のアシカが急増、水温変化で北上した餌の魚を追い掛けたとの見方もあるが、明確な理由は謎だ。

 サンフランシスコ湾一帯には餌となるニシンやイカなどが多く、フィッシャーマンズワーフの桟橋では、体長2メートルを超すカリフォルニアアシカを季節を問わず見ることができる。

 しかし、地元メディアによると、昨年10月に約1700頭いたアシカが11月末には数十頭まで減少。年が明けても大幅に増える気配はなく、地元商店の販売員は「観光資源が1つ減り、打撃だ」と話す。

 サンフランシスコの「海洋哺乳(ほにゅう)類センター」担当者も「短期間で急激に減った原因は分からない」と首をかしげる。

 一方、サンフランシスコの約800キロ北の観光地、オレゴン州中部フローレンス郊外にある洞窟(どうくつ)でカリフォルニアアシカが増加した。洞窟のある土地を所有するスティーブ・ソーバートさんによると、この地方でもともと生息するアシカはカリフォルニアアシカより体が大きく、鳴き方も違う。

 昨年以降、南米ペルー沖ではエルニーニョ現象が発生しており、ソーバートさんは「アシカの餌となる魚は低い水温を好む。エルニーニョの影響で冷たい海水が北に押しやられ、カリフォルニアアシカも餌を追ってきたのではないか」と話している。(共同)

 [2010年1月31日18時57分]


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