バター品薄解消は一時的か
農林水産省による家庭用バターの供給拡大要請に対して、大手乳業各社は、チーズ向けの原料乳の一部をバターに回すなどして増産に取り組む方針。ただ、本格的な増産は「現段階で手いっぱい」(雪印乳業)と難しく、品薄状態が解消されるのは一時的となる可能性がある。
農水省は、月間消費量の2割弱が増産される5月については「不足感はかなり緩和される」(牛乳乳製品課)と期待し、さらに2008年度は原料乳の生産量も増えるとみている。
乳業各社は「業務用の原料乳の一部を家庭用に充てる」(よつ葉乳業)など工夫するが、品薄が続くスーパーでは「店頭に並ぶと買いだめされる」(大手スーパー幹部)という。バターの供給拡大を求める声は高まる一方で、「今も出せるだけ出しているので、在庫はほとんどない」(森永乳業)のが現状だ。
消費が伸びているチーズは、雪印が昨年に新工場を完成させるなど各社とも増産体制を組んでいる。乳牛を急に増やせないため、大幅な生産増が望めない原料乳は「設備投資したので、できればチーズに回したい」(大手乳業)のが本音だ。
[2008年4月30日21時42分]
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- よつ葉乳業
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