アワビ、サザエなど漁獲量20年で38%減
水産庁は26日、漁業者らによる藻場や干潟の保全活動への国の支援策を検討する有識者会議の初会合を開き、藻場の減少などで、1987年に94万2000トンあったアワビやアサリ、近海魚などの漁獲量が2006年に58万4000トンと約38%減少したことを報告した。
水産庁によると、アワビやサザエ、アサリ、ウニなどは藻場や干潟に依存して生息。ニシンやカレイ、タイなどの魚類も産卵場所などにしている。藻場や干潟の減少に伴い、水産庁は「漁獲量は20年前の水準と比べ大幅に減った」と説明した。
現場からは、駿河湾で藻場の再生に取り組む静岡県牧之原市の西原茂樹市長が「目の前にある沿岸の豊かな水産資源を有効活用しなければならない」、長崎県西海市の指導漁業士山下好則さんが「現状の保全活動への行政の支援は不十分」と、国の支援の必要性を指摘した。
会議で山田修路長官は「(藻場などは)水質浄化や国民が自然に親しむ機会の提供など公益的な機能もあり、保全は重要」と述べた。
[2008年5月26日19時50分]
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