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イオンが電気自動車の充電スタンド設置

 来年に電気自動車を国内販売する三菱自動車、富士重工業と、総合スーパー大手イオンが連携し、電気自動車のスタンドともいえる充電器をショッピングセンター内に設置する方向で調整していることが21日、分かった。イオンが今秋、埼玉県にオープンする店舗が第1弾となる。

 電気自動車は1回の充電で走行距離が最長でも百数十キロとされ、充電器のインフラ整備が不可欠となっている。イオンや三菱自などは利用状況を見極めながら充電器の設置店舗を増やし、全国展開も検討する。

 業界を越えた動きが出てきたことで、ガソリン価格の高騰や環境意識の高まりを背景に需要増が期待される電気自動車の普及を後押ししそうだ。

 充電器は、イオンの大型ショッピングセンター「イオン レイクタウン」(埼玉県越谷市)の駐車場に置く。イオンは地球環境を重視する姿勢をアピールする。

 充電は三菱自の電気自動車の場合、家庭用電源で7-14時間程度かかるが、設置する充電器は1時間弱と比較的短時間で済む。「電気自動車を保有する消費者が訪れた際、買い物時間中に充電することを想定している」(自動車業界関係者)という。

 設置などに掛かるコストをどう分担するかは今後、イオンや三菱自などの間で詰める。

 電気自動車は二酸化炭素(CO2)を排出しないため、自動車各社は燃料電池車などと並ぶ「次世代環境対応車」として開発に力を入れている。三菱自は来年9月に「i MiEV(アイ ミーブ)」を国内で発売。富士重は「R1e」という試作車を開発し来年に売り出すほか、日産自動車なども研究を進めている。

 環境対応車として消費者から注目が集まるハイブリッド車や電気自動車をめぐり、自動車各社は搭載電池の大量生産を図るため、大手電機メーカーなどと提携して「企業連合」を形成、量産を急いでいる。今回の充電インフラの整備や、電池量産に伴うコスト削減が進むことで「ハイブリッド車だけでなく、電気自動車の普及体制も一段と整ってきた」(自動車メーカー幹部)といえそうだ。

 [2008年6月21日12時21分]


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