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インスタントラーメン誕生から50年

 日清食品が世界初の即席めん「チキンラーメン」を発売して25日で半世紀が経過した。熱湯だけで食べられる「インスタントラーメン」は、戦後の高度経済成長と歩調を合わせるように家庭に急速に広がり、国民の食生活を一変。海外にも普及して年間1000億食近く食べられるまでになり、世界の庶民の「食」を支え続けている。

 日清食品は50周年を機に、23日から25日まで大阪・梅田などでチキンラーメン誕生当初の製造工程を公開する記念祭を開催中だ。

 日清食品創業者の故安藤百福氏がチキンラーメンを発売したのは1958年8月25日。その後、スープを別添えするタイプが登場、71年には容器入りの「カップヌードル」も加わり、市場拡大を後押しした。

 日本メーカーは、国内消費の伸びが鈍化した70年ごろからアジアを中心に海外へ本格進出。外国メーカーも増えた。

 現在、国内メーカーは二十数社で、世界では「いくつか見当も付かない」(日清食品)という。世界の消費量は一貫して増え続け「10年後には今の2倍以上の2000億食」との見方も。約979億食だった昨年は、単純計算で1人当たり約15食食べたことになる。

 昨年の国別消費量トップは中国で、インドネシア、日本、米国と続く。ロシアや中南米、欧州にも広がっている。

 一方で、貧しい国の人々には依然高価だ。国内ではコンビニのおにぎりや弁当、他のファストフードなど、発売当初にはなかった多様な商品との競争も強いられている。

 日清食品の安藤宏基社長は即席めんの世界的な普及について「創業者がシンプルさにこだわって商品を作ったことが原点」と話している。

 [2008年8月25日6時56分]


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