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東京都の人口、来年にも1300万人を突破

 東京都の人口が膨らんでいる。地方経済の疲弊が一極集中に拍車を掛けたとみられ、国立社会保障・人口問題研究所(社人研)や都の予測より約5年早く、来年にも1300万人を超える可能性が高い。独特の魅力で移住者を集める沖縄県ですら、予測より15年も早く人口減が始まるとの試算もあり、全人口が減る中で東京の「1人勝ち」の波紋は広がりそうだ。

 社人研が2007年5月にまとめた推計では、東京都の人口は10年に1290万人、20年には1310万人とピークに達し、25年に1304万人と減少に転じる。今年3月の都の推計でも15年に1308万人に増え、20年は1294万人に減るとしていた。

 しかし、2000年以降、都の人口は年10万人前後増加。08年もペースは衰えず、12月1日時点で約1290万人と、社人研が推計した10年の水準と並んだ。転入者から転出者を引いた増加分が年7万人前後と押し上げ、都も「予測は過小だったかもしれない」(統計部)とみる。

 一極集中の加速の影響は地方を直撃する。沖縄県は団塊の世代を中心に移住者を引きつけてきたが、06年に転出者が転入者を逆転。こうしたデータを踏まえた沖縄国際大の富川盛武学長の試算では、社人研の推計より15年早く10年に人口のピークを迎え、減少が始まることが分かった。高い失業率による若者の流出が要因とし「観光などの振興策を急ぐ必要がある」と指摘する。

 日本総合研究所の藤波匠主任研究員が青森や鳥取、長崎など7県の25年時点の人口を試算したところ、社人研の推計を最大8%下回った。15-64歳の生産年齢人口の流出が進むためで「より良い仕事を求め東京を目指す動きが背景」と指摘。景気後退が拍車を掛ける恐れもあるとし「地域活性化へ早く手を打つ必要がある」と話している。(共同)

 [2008年12月27日8時37分]


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