中国・胡錦濤国家主席が6日来日
中国の胡錦濤国家主席が6日、来日する。中国国家元首の来日は1998年、当時の江沢民主席以来10年ぶり。福田康夫首相は7日に胡主席と会談、日中関係の基本原則を確認する「共同文書」と、地球温暖化対策の共同声明を発表する方針。「戦略的互恵関係」拡大に向け、さまざまな分野での交流、協力強化でも合意する見通しだ。
首脳会談では、東シナ海のガス田開発問題や中国製ギョーザ中毒事件など日中間の懸案を協議。ガス田問題は開発地域をめぐる主張の違いが大きく、決着は先送りされる方向だ。首相は中毒事件の全容解明のため、一層の捜査協力を要請する。
首相はチベット問題で、ダライ・ラマ14世側との対話再開を歓迎、引き続き中国側の善処を促す。北京五輪成功へ全面的協力も約束。両首脳は東京と北京に文化センターを相互に設置することで合意する。
温暖化対策では京都議定書に定めのない2013年以降の新たな国際枠組みづくりでの連携で一致。2050年までに世界全体で温室効果ガス排出量を半減させる長期目標に向け、中国が「措置を検討する」ことが声明に盛り込まれる。
胡主席は4日の北京での記者会見で、今回の来日を「暖かい春の旅」と表現し、関係進展へ意欲を表明した。日本滞在中、7日の首脳会談に先立ち天皇、皇后両陛下と会見、8日には早稲田大で講演する。横浜市や大阪府、奈良県なども訪れ、10日帰国する。
[2008年5月5日15時4分]
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