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TPP加速で一致!日米会談

 野田佳彦首相は20日午前(日本時間同日午後)、訪問先のカンボジア・プノンペンでオバマ米大統領と約30分間、会談した。首相は環太平洋連携協定(TPP)について「私の決意は変わらない。日米の課題を乗り越えるべく協議を加速しよう」と参加意欲を示した。オバマ氏は首相に理解を示し、日米の事前協議の加速で一致した。

 首相は沖縄県・尖閣諸島をめぐる日中対立を踏まえオバマ氏に、日中関係について、大局観をもって冷静に対応し、対話を継続するとの基本的な立場を説明した。南シナ海での中国と東南アジア諸国連合(ASEAN)一部加盟国との領有権争いを踏まえ、紛争回避のための海洋ルールづくりを急ぐ方針で意見交換したとみられる。

 沖縄の米軍普天間飛行場移設問題の早期解決へ米軍再編を進めることでも合意。首相は沖縄県で相次ぐ米兵による事件を受け、綱紀粛正と再発防止を要請した。

 オバマ氏は会談冒頭、「日米同盟は地域の繁栄と安全保障の基礎となる」と強調。TPPを念頭に「今後の経済について重要な課題がたくさんあり、それについて話したい」と積極姿勢を示した。首相は「東アジアをめぐる安全保障環境は厳しくなり、日米同盟の重要性が増している。具体的な協力関係を含め話したい」と応じ、オバマ政権によるアジア重視の姿勢を歓迎した。

 日米首脳による正式会談は首相の4月末の訪米時以来。オバマ氏が今月上旬の米大統領選で再選されてから初めて。首相はTPPについて衆院選での争点化を狙う。海洋行動をめぐるルールづくりは東シナ海や南シナ海に進出する中国をけん制する意味合いがある。(共同)

 [2012年11月20日15時1分]







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