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婚活サギ女愛犬家サイトで高齢者物色か

 埼玉県警に詐欺容疑などで逮捕された無職女(34)の知人男性が相次いで不審死している事件で、女は十数年前に「シーズー犬サークル」を結成し、約5年間本格運営していたことが7日までに分かった。サイトを通じて会員を集めたり、子犬を販売。福祉が目的としており、当時から高齢者らに“接近”したり、複数の名前を使い分けていた様子もうかがえる。こうした活動を通じて、一連の疑惑につながるネット上のノウハウや人脈構築術を習得した可能性もありそうだ。

 女が代表だった「シーズー犬サークル」のサイトによると、同サークルは96年に結成。テーマは「福祉と犬の共存」で、シーズー犬が大好きな20代女性のみで運営している、とうたっていた。動物と接することで心理的、生理的改善をはかっていく「動物介在療法」を取り入れ、高齢者らに子犬や犬飼育関連用品を販売したり、飼育相談に応じるなどしていた。子犬購入者らは会員となり、会員向け各種イベントや教室に参加できたようだ。

 99年ごろから、本格的公式サイトを開設し、ネット上での活動を活発化。サイトには、事務所所在地として目黒区の住所を記載していた。連絡先担当者の名前は、女が、ネットオークションなどで使っていた偽名と同じ「安達」名。また、掲示板には、別の偽名と同一の「さくら(桜)」と名乗る人も登場。一方で、「代表をしております」とあいさつした文の中では、名字だけ本名を書いていた。スタッフが実際に何人いたかは不明で、女は同サークルでも、複数の名前を使い分けていた疑いもある。

 サイトでは、シーズー犬の解説のほか、飼育法、病気対策など、専門的な情報が書かれていた。このほか、子犬出産情報や会員の犬写真コーナーなども設置。掲示板でも、会員らによる活発な書き込みがあるなど、充実した内容だった。サイト内に何度も登場していたシーズー犬は、女が08年から書いていた食べ物関連のブログに「愛犬」として複数回登場したシーズー犬と、愛称が同一で、外見も類似していた。

 女は03年、ネットオークションをめぐる詐欺容疑で逮捕された。一方で、同サークルサイトの更新は01年ごろを最後にほぼなくなっていた。こういった活動で得た、ネット上での人脈拡大法や“ビジネス”ノウハウが、後の疑惑につながっていった可能性もあるとみて、捜査当局も注目している。

 [2009年11月8日9時51分 紙面から]


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