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麻生幹事長は五輪もオタク

 76年のモントリオール五輪に、クレー射撃スキート競技で出場した自民党の麻生太郎幹事長(67)が8日、党本部で日刊スポーツなどのインタビューに応じ、漫画に劣らないオリンピックオタクぶりを披露した。

 「20歳の時、父に連れられて三重県の山中にキジ狩りに出かけたんだが、猟師に『あんた天才かもしれん』とおだてられて、射撃にハマったんだ」。小説「華麗なる一族」を地でいく麻生氏だが、元五輪選手だからこそ分かる選手の重圧をこう話す。「レベルからいえば、世界選手権の方が高い。でも、五輪は4年に1度の戦い。アスリートとしてはいろんな意味でやらないかん、と思う。どんな選手でも間違いなくある」。

 出場したのは、政界入りする3年前の麻生セメント社長時代。全日本や国際大会を制し代表入りしたが、結果は68人中41位。政界の波にもまれる今と比較しても「プレッシャーの種類は全然違う」と振り返る。

 北京では、同じクレー射撃の中山由起枝(29)や、セーリング女子470級の「コンカマ」こと近藤愛(27)鎌田奈緒子(25)組、馬術の法華津寛(67)、女子マラソンの野口みずき(30)に注目する。「中山は引き金度胸がいい。女子であれだけ引き金を引ける人はいない。セーリングは藻の対策が一番できているし、うまくいったらメダルじゃないか? 野口は今回、マラソンで2連覇をやればすげえなあ」。

 同じ年の法華津へのエールには特に熱がこもった。「おれも中学生くらいまで馬に乗っていたから分かるけど、能力があり波長が合う馬と出会えるかどうかが大切。私が五輪選手の中で一番好きな西(竹一)大佐も、馬(ウラヌス号)に恵まれて金メダル(32年ロス五輪)を取った。法華津さんは、あの年になっても体を鍛えてあそこまでやれるってのは、ええなあ」。

 32年前の夏に見据えた的は今、次期首相の座に変わった麻生氏。競技への復帰を聞くと「もう、目があかん」と笑い飛ばした。【中山知子】

 [2008年8月9日8時36分 紙面から]


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