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太郎vs一郎!麻生首相、ガン飛ばす

 次期衆院選を前に、「太郎VS一郎」の国会論戦が始まった。麻生太郎首相(68)は、こわもてで迫る小沢氏にガンを飛ばし「解散は(首相の)私が決めさせてもらう」と突き放した。両者相いれない、ケンカ舌戦だった。

 麻生氏は、壇上で首相になりきって所信表明を続け、政権を批判する小沢氏の方に体を向け、にらみつけるように見ていた。小沢氏が席に戻ると、「本家」の出番とばかりに演台に立ち「政権担当能力を持ち、日本の未来に責任を持てるのは自民党だ」と強調。小沢氏が昨年11月、大連立構想が崩れた際、「民主党は力量不足」と話したことを持ち出し「民主党に政権担当能力がないと、自らお認めになっているではないか」と、皮肉った。

 麻生氏は所信表明で小沢氏に7項目の逆質問をぶつけたが、小沢氏はすべてに答えなかった。「自らの所信を述べることで(所信表明演説での)私の質問の答えとしたのは誠に残念。(小沢氏が答えなかった)08年度補正予算案、消費者庁設置関連3法案、インド洋での給油活動継続の3点については、民主党の答えをいただきたい」と、再度質問を投げつけた。

 早期の衆院解散を求められたことには「解散については、私が決めさせていただきます」と、ドスをきかせてひと言。続いて代表質問した鳩山由紀夫幹事長(61)への淡々とした答弁とは対照的に終始けんか腰だったが、演説時間はたった4分。今後の本格論戦に備えてか、余裕を見せた。

 討論後、記者団に「こちらが伺いたいことに答えてもらえず、議論がかみ合わなかった。残念です」。民主党が、08年度補正予算成立直後の衆院解散の確約を求めていることには「世論は、解散より景気対策への支持が圧倒的に高い」と退けた。与党内では、「10月21日公示-11月2日投開票」の総選挙日程が、約2~3週間ずれ込むのではとの見方も浮上している。

 [2008年10月2日8時20分 紙面から]


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