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小泉Jrの刺客は27歳「あいのり」弁護士

 次期衆院選神奈川11区で、小泉純一郎元首相(66)が後継指名した次男、進次郎氏(27)の対抗馬となる民主党の横粂(よこくめ)勝仁氏(27)が19日、横浜市でお披露目会見を開いた。東大卒の弁護士で、恋愛バラエティー「あいのり」にも出演したが、選挙はゼロからの出発。「外見は負けるし、地盤、看板、かばんもないが、中身で勝負する」と、イケメン2世に対抗心を見せた。進次郎氏とは対照的なキャラこそが、最大の武器になりそうだ。

 会見に先立ち、小沢一郎代表(66)との写真撮影に臨むため別室で待機する横粂氏は、明らかに緊張していた。初対面となる小沢氏へのあいさつ内容を、関係者と繰り返し確認。名刺も準備しかけたが、「それはいいから」と止められる場面もあった。小泉ジュニアへの“刺客”という話題性で、多くの報道陣も集まる中、小沢氏が登場すると、「よろしくお願いします」と準備通りに頭を下げた。 「新人なのに、こんなにマスコミが来るなんてすごいね」と笑う小沢氏の手を、両手でしっかり握った。小沢氏の求めで、名刺交換にも成功。選挙戦へのまず1歩を踏み出した。

 神奈川11区は小泉氏の強固な地盤で、民主党候補は惨敗続き。次期衆院選を前に小泉氏は引退表明し、秘書だった進次郎氏に地盤を引き継いだ。横粂氏の売りは、そんな進次郎氏とは対照的な立場だ。「父はトラックの運転手。普通の家庭に育った。小、中、高校は公立。大学も奨学金とアルバイトで通った」「(進次郎氏は)地盤、看板、かばんを引き継いだが、私には何もない」と、強調した。

 「男の私から見ても、進次郎氏はかっこいい。外見では負ける」と、弱気になりつつ「代わりに、熱意や情熱という中身で勝負する。頑張った人が頑張った分、報われる社会をつくりたい。11区は小泉改革の是非を問う象徴の選挙区。全身全霊で頑張る」と述べた。

 細身で童顔。長身、イケメンの小泉氏とは同年齢だが、育った環境だけでなく見た目も対照的だ。ただ、党側も「進次郎氏と対照的なキャラクターを押し出せば、必ず可能性も出てくる」と、独特のキャラをむしろ歓迎していた。

 「あいのり」出演ネタは“封印”し、かつての出演メンバーに選挙活動を支援してもらう予定も未定だ。実は、まだ「公認予定候補」の立場。「頑張って、堂々とした公認候補になるように」と小沢氏に声を掛けられると、横粂氏はしっかりうなずいていた。【中山知子】

 [2008年11月20日10時27分 紙面から]


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