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与謝野氏確定申告視察もパフォーマンス?

 母からの資金提供問題を抱える鳩山由紀夫首相(63)を「平成の脱税王」とののしった自民党の与謝野馨元財務相(71)が23日、都内で確定申告相談会を視察した。「憤まんやる方ない」と納税者の怒りに触れた税理士に話を聞いた与謝野氏は「まったく納得いっていない。総理が脱税したから自分もという人はいないようだが」と皮肉った。しかし自民党はこの日も国会審議を欠席。民主党批判に名を借りたパフォーマンス感は否めなかった。

 与謝野氏は23日午後、港区内で確定申告相談会を視察。一般納税者らから申告相談を受けた税理士に、話を聞いた。鳩山首相の資金提供問題を、贈与税の支払い逃れという持論から、衆院予算委員会で「脱税だ」と指摘。税理士の1人に「庶民の感覚としては『なぜあんな立場の人が』『憤まんやる方ない』などの声がある」「正しい申告は国の方針だが、どこが正しいのか正しくないかを(納税者に)どうやって説明すればいいのか」と首相への不満を代弁された。

 終了後、与謝野氏は「税理士の先生の話を聞いても、鳩山首相の問題はまったく納得いっていない。偉い人が脱税した場合、我々が受ける厳しい査察を受けなくていいのか、例外があるのかという怒りを感じた」と指摘。「総理が脱税したから自分たちもと、いう人はいないようだが」と、皮肉る場面もあった。

 「鳩山さんや(小沢一郎)幹事長の説明が不十分なのは、世論調査をみれば分かる。国会でこの事案を徹底的に解明し、得心のいくまで説明してほしい」と、首相らに国会での説明を求める姿勢をあらためて示した。

 しかし、相談会に来ていた納税者に話を聞く機会があったにもかかわらず、様子を見ただけ。しかも訪問は、衆院本会議の開会中。自民党は、長崎県知事選で支援候補が勝ったことを世論の民主離れととらえ、民主党の「政治とカネ」の対応にも反発。22日に続きこの日も国会審議を欠席したが、首相批判の急先鋒(せんぽう)となった与謝野氏の視察も、パフォーマンス感は否めなかった。

 欠席戦術への批判は党内にもある。「政治とカネ」批判に名を借りたパフォーマンスがどこまで続くかは不透明だ。【中山知子】

 [2010年2月24日8時31分 紙面から]


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