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プロレス休業、西村参院選 国民新出馬

しばらくリングから去ることをファンに伝える西村(撮影・宮川勝也)
しばらくリングから去ることをファンに伝える西村(撮影・宮川勝也)

 全日本プロレスのレスラー西村修(38)が、国民新党から今夏の参院選に出馬することが、21日分かった。この日、西村は東京・両国国技館で行われた全日本の大会に出場、試合終了後にマイクを握って「今日でしばらくリングから遠ざかります。かなえたい夢がある」と訴えた。すでに国民新党の関係者とは調整はすんでおり、早ければ22日に開く会見で出馬を発表する。

 6人タッグで敗れた直後、西村がマイクを握った。「私にはかなえたい夢があります。今日でしばらくリングから遠ざかることにしました。ある先生に相談している最中です。これからも西村修、応援をよろしくお願いいたします」と息も切らすことなく、一気に訴えた。分かりやすく、聞きやすい。まるで“街頭演説”のようなマイクパフォーマンスに8200人で埋まった会場がざわついた。

 直後の会見では「参院選」という言葉は封印したものの決意は固まっている様子がうかがえた。「98年にがんという大病をわずらいました。当時、26歳。価値観や世界観が変わった。この12年間、志してきた夢、温存してきた気持ちがある。今、突然ということではない」と「別の世界」へ臨む心構えを熱く語った。

 政界関係者によると、国民新党が7月に迫った参院選に向けての目玉候補として西村の擁立を決めたという。西村は、プロレスのほかに、哲学なども勉強しており、「理論派」としても知られる。国民新党は以前から政治にも興味を示していた西村と教育政策などで一致したようだ。

 この日は偶然、自民党の社会科見学ツアーがあり、元プロレスラーの馳浩衆院議員(49)が引率役として客席から見守っていた。マイクパフォーマンスを見た馳氏は「このしゃべり方ならいつでも街頭(演説)できるね。1発目は両国駅前でいいんじゃないの」と褒めた後に「でも、(立候補は)自民からじゃないんだよ。国民新党かな、共産党かも。それとも社民党かな、民主もあるかな」と話していた。

 西村は22日、都内で「リングから遠ざかる」ことに関する真意についての会見を開く予定。参院選に向けての意気込みも発信するかもしれない。

 [2010年3月22日9時15分 紙面から]


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