2020年東京五輪の競技会場見直しを検討している東京都の小池百合子知事と国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長が18日、都庁で会談した。

 小池VSバッハ会談は、当初、冒頭だけ取材が許される予定だったが、「直接見てもらうことが大事」という小池氏の呼びかけにバッハ氏が応じて30分以上、すべて公開された。同時間帯の民放各局の情報番組でも生放送され、異例の「超・オープン会談」となった。一方、小池氏は会談で、最近ロンドン五輪の責任者に会った際に「『秘策』をうかがった」と明かした。すると、バッハ氏にすかさず「秘策というのは、あなたのオープンの方針に反するのでは」と皮肉っぽく切り返され、「皆さんに分かりやすく説明しながら、素晴らしい大会にしたい」と、かわした。