小池百合子都知事の後継を選ぶ衆院東京10区は23日、投開票され、小池氏が全面支援した自民党の若狭勝氏(59)が圧勝した。

 小池都政に対する事実上の「信任投票」でもあり、事務所にお祝いに訪れた小池氏は、「低投票率が心配される中、立派に勝ち抜いてくれた。引き続き、東京大改革を前に進めろ、この地域のことは若狭さんにまかせたという(有権者の)結果だ」と、あいさつ。2人は駆けつけた支援者らと、万歳で喜びを分かち合った。

 今後は、若狭氏と同様に都知事選で小池氏を支援し、党東京都連から離党勧告を受けた区議7人の処分が焦点だ。党の対応次第では、小池・若狭・7人のサムライ区議連合VS自民の対立が再燃する可能性もある。 一方、自民分裂選挙となった福岡6区補選は、鳩山二郎氏(37)が圧勝し、亡き父、鳩山邦夫氏の地盤を守った。

 補選はともに自民系候補が2勝。民進党は蓮舫代表の初陣で、ともに大敗を喫した。