大麻所持の現行犯で関東信越厚生局麻薬取締部に25日に逮捕された、元女優の高樹沙耶容疑者(本名・益戸育江=53)が経営する沖縄県石垣島で経営するコテージ「虹の豆 浮世離れ」で共同生活を送ったことがある、元参院議員の平山誠氏が同日、都内で日刊スポーツなどの取材に応じた。

 高樹容疑者は参院選に出馬した際、政策の1つとして医療用大麻普及を訴えたが、平山氏も医療用大麻の有効性と規制緩和を訴えており、親交は深かった。

 平山氏は「高樹容疑者に挙動不審な点はなかったか?」と聞かれると「ありません」と即答した。

 高樹容疑者と最後に会ったのはいつか聞かれると「9月12日ころに会った。(その後も)電話で『いつごろ(石垣島に)来るの?』などと何回か、普通の話をした。(高樹容疑者に大麻を使った)予兆はない。大変驚いています。事実は分かりませんが、そういうことはないと思っています」と戸惑いの表情を浮かべた。

 平山氏は、高樹容疑者との関係について「私たちは医療用大麻を研究し、医療に役立てたいという運動をしているだけで、高樹さんと一緒に(運動を)やっていたというのが事実」と説明。共同生活については「東京からダイビングに行く時は、同居というか、ホテル代を浮かすため宿泊させていただいたのは事実」と説明した。

 高樹容疑者以外にも同居した男2人も逮捕されたが、その件については「知りません。(予兆も)ありません」と繰り返した。

 取材陣から「以前、取材の中で、平山さんが1度、大麻を使ったことがあるとお答えになっていたと思いますが?」と聞かれると「ありません、ありません。そんな答えた覚えはない。米コロラド州に調査に行った際、1回、本物には触れましたが」と否定した。その上で「医療大麻と嗜好(しこう)で使う大麻とは違う」と強調した。