厚生労働省関東信越厚生局麻薬取締部などの合同捜査本部は25日、沖縄県・石垣島の自宅で同居人と大麻を隠し持っていたとして、大麻取締法違反の疑いで、元女優の自営業高樹沙耶(本名・益戸育江)容疑者(53)ら3人を現行犯逮捕した。麻薬取締部によると、高樹容疑者と同居人の男1人は容疑を否認。別の同居人の男1人は所持を認め、共謀を否認しているという。高樹容疑者は7月の参院選に新党改革から東京選挙区に出馬。医療用大麻解禁を訴え、落選した。

 高樹容疑者が石垣島で経営するコテージ「虹の豆 浮世離れ」で共同生活していた、元参院議員の平山誠氏(64)が取材に応じ「そういう(逮捕されるような)ことはないと思っています」と困惑気味に話した。最後に会ったのは9月12日ごろ。その後も「いつごろ(石垣島に)来るの?」などと何回か電話で話したという。共同生活については「東京からダイビングに行く時、ホテル代を浮かすため宿泊させていただいた」と説明。高樹容疑者と、ともに逮捕された同居男性2人に大麻を使用した兆候があったか聞かれると「ありません」と答えた。

 高樹容疑者を参院選で公認した新党改革元代表の荒井広幸氏(58)は「驚いております。状況が分からないので、今後の推移を見守っていきたい」とコメントした。