25日から日本を訪れていたフィリピンのドゥテルテ大統領は27日、3日間の日程を終えて帰国した。この日夕、皇居・御所で天皇陛下と面会する予定だったが、三笠宮さまの逝去に伴い、中止された。

 昼には、横浜市で海上保安庁の訓練を視察。訓練後、「非常に有意義な視察だった」と述べた。暴言の数々から「フィリピンのトランプ」といわれ、来日直後の都内の講演でも、米国や欧州連合(EU)を名指しして「ばかども」と罵倒。日本政府をヒヤヒヤさせたが、安倍晋三首相との会談では「安心してください。私どもは必ず日本の側に立っています」と日本との連携姿勢を強調した。