自作の東京五輪・パラリンピックの旧エンブレムが白紙撤回された佐野研二郎氏の葬儀と称するパフォーマンスが6日に、同氏が教授を務める多摩美術大学の学園祭で行われたとされ、ネット上で物議を醸しだしている。東京・八王子キャンパスで行われ、棺おけなどを持って練り歩く喪服姿の一団がいたという。掲げていたのぼり旗には、旧エンブレムが描かれていた。

 学園祭の実行委員は日刊スポーツの電話取材に「事前登録のないパフォーマンスだったので、別の実行委員が『やめてください』と止めに入った。事実関係の詳細は、大学と協力して確認している」と話した。

 ツイッターではこれについて「不謹慎すぎる」「笑えない」などと否定的な書き込みが多かった。