川崎市多摩区登戸の多摩川で、職業不詳の少年(18)が遺体で発見された事件で、現場の河川敷には8日夜、知人らが花を手向ける姿がみられた。知人らの1人は「やんちゃしてたらトラブルはある。トラブルがなかったらこんなことにならない」と言葉少なに話した。少年は着衣を身につけておらず、死因は溺死。県警は事件の可能性もあるとみて捜査している。

 現場は多摩川が緩やかに左カーブしている右岸側。約400メートル下流に堰(せき)があり、水の流れは遅い。県警によると、少年は2日午後、川に浮いた状態で発見された。母親が2日、瀬谷署に行方不明届を出していた。