東京都の小池百合子知事は10日、都内のホテルで政治塾「希望の塾」の第3回講義を開催した。塾生は当初、約2900人でスタートしたが、その後追加募集した約900人を加えて、総勢約4000人にのぼったことを明らかにした。

 小池氏は講義冒頭のあいさつで「すでに皆さんは立派なプレーヤーだ。評論家ではない。自分が動かないと東京、日本は動かないと思い、大枚をはたいてこの塾に入って、動いてくれた」と述べた。

 10月の第1回講義で、「1人1人が批評家ではなく、プレーヤーとして参加していただける方向を目指したい」と期待をにじませていたが、その流れが進んでいることを強調した。

 過去2回の会場は、東京・池袋の大学のホールを使ったが、この日は、自民党が毎年党大会を開いている都内のホテルの宴会場を使用。入塾の代金は1人3万円~5万円だが、約4000人が集まったことで、資金力も構築していることをうかがわせた。