小池百合子都知事は15日、自身が設立した政治塾「希望の塾」から今夏の都議選に擁立する候補者の第1回選定委員会を開いた。座長の小池知事のほか、上山信一慶大教授ら都の顧問4人を含む5人の委員が出席。今月7日の試験を受けた約1000人から、試験の結果や論文、経歴などをチェックし、20日をめどにまず300人ほどに絞り込む。

 小池氏は受験者の印象について「素晴らしい人材が集まった。専門分野を持った方、女性の方が多かったのが特徴的」と述べた。現職、元職の議員も試験に参加しており「収支報告などいろいろチェックする」と説明。「選挙区情勢によるが、第1陣は今月中にも」と選出を進めていく。また、都議選の前哨戦となる千代田区長選にも触れ「OJT(現場研修)としてあるかもしれない」と、塾生の派遣も視野に入れていた。