小池百合子都知事は16日、ツイッターで、豊洲移転をめぐるメディアの報道内容に触れた際、石原元都知事の次男で、俳優石原良純が出演する民放情報番組の画像写真とともに「別人格とはいえコメンテーター選びにこそ違和感あり」とつぶやいた。都が求めるヒアリングに応じない石原氏の息子が、豊洲問題など都政にコメントすることへの不快感をにじませた。小池氏は12日も「別人格とはいえ、コメンテーターらしき人に親の負の遺産を無視して都政を語らせるのはどうかと思う」と指摘している。

 同日夜には、日本記者クラブの懇親会に出席し、2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長を皮肉った。大会エンブレムの「組市松紋(くみいちまつもん)」模様の風呂敷を首に巻き「これ風呂敷で作ったんです。森さんは文句ばっかり言っているが、私はちゃんと組織委が稼げることを考えている。器の違いを感じていただきたい」などと述べた。