東京都の小池百合子知事(64)が18日、都庁で、今冬の全日本高校女子サッカーで初優勝した十文字高校(東京都豊島区)の表敬訪問を受けた。3年生12人とあいさつした後、「すごいね。金メダルですね」と目を細めた。優勝を決めるゴールを挙げたFW村上真帆主将に「バシッと決めたね」と話し掛けた。

 祝辞として、「皆さんは高校生。2020年の東京五輪にピッタリの選手に育つ世代。今回の成功体験を胸にしながら、これからも日本一でいられるようなサッカー部、女子サッカーをリードするチームであり続けてほしい」とエールを送った。

 自身のサイン入りサッカーボールを記念品として村上主将に渡す際には、「蹴って渡した方がいい? ヘディングで?」と質問。ボールに頭を当てるパフォーマンスを披露した。記念撮影では「十文字~」「都知事~」と声を合わせ、笑顔を見せた。

 これに先立ち、都庁で「東京都女性活躍推進大賞」の贈呈式に出席。女性の多様な生き方が選択できる社会の実現に向け、女性活躍推進に取り組む4団体と個人1人に大賞を贈った。

 「昨年のダボス会議の男女格差報告では、日本は前年の101位から111位に下がった。日本がサボっているわけではなく、他の国がもっと、多様性を生かす努力をしている。111位は、『日本頑張れ』と言われている数字」と話し、一層の努力が必要との見方を示した。