第193通常国会が20日、招集された。招集日の恒例行事、和装議員連盟所属の衆参国会議員による着物での撮影会が、小雪が舞う厳寒の国会正面玄関前で行われた。

 今年、報道陣の注目を集めたのは自民党の金子恵美衆院議員(38)。昨年は、出産を直前に控えた中、夫の宮崎謙介氏とともにマタニティー姿で出席した。その後、第1子の長男を出産したが、宮崎氏に「ゲス不倫」が発覚して議員辞職。2年ぶりの着物姿で出席した和装議連のイベントだったが、金子氏の隣に宮崎氏の姿はなかった。

 金子氏はかつて、「新潟県きものの女王」に選ばれただけに、立ち姿もさまになった。この日の着物は、結婚の際に、母親から贈られたものだという。報道陣に今年の抱負を聞かれ、総務政務官としてIT分野を担当していることにも触れ、「政治活動の中で結果、成果を出せる年にしたい」と、吹っ切れた様子で話した。

 一方、丸川珠代五輪相(45)と、夫で自民党の大塚拓衆院議員(43)はともに、着物姿で出席。昨年、私設秘書と籍を入れた自民党の三原じゅん子参院議員(52)のかたわらにも、夫となった秘書の姿があった。