事故に遭い悲しむ被害者側がいれば、罪悪感に苦しむ加害者側もいる。

 高齢ドライバーのアクセルとブレーキの踏み間違えによる人身事故の当事者宅を訪ねた。関東のある当事者宅では、親族が応対。被害者数人に骨折などのけがをさせてしまった事故だった。「ある日突然、加害者になってしまった。生活が一変した。事故を起こしてしまった親も、ひどくショックを受けている」。運転歴も長く、普段から安全運転で「事故を起こしたことは1度もなかった」という。親族は「車に乗る人なら誰にでも突然、加害者側になってしまう危険があるということです」と話した。