大阪市の学校法人「森友学園」理事長退任の意向を示している籠池泰典氏に対する証人喚問が23日、国会の衆参両院の予算委員会で行われた。国会での証人喚問は5年ぶり。
山本一太委員長に続き、西田昌司議員(自民党)が質疑に臨んだ。
-証言は事実じゃないんじゃないか?
その話は違う。私とご婦人がいて、秘書の方は人払いした。
-今の証言を聞くと、都合のいい事実は言えるけれど証明は出来ない。安倍総理からお金がいっていないのに(安倍首相のお金で小学校を)買いたいとは?
意図はございません。大ファンで迷惑をかけないようにと思っていた。昭恵夫人から安倍首相(からのお金)とおっしゃった時点で、名前を出さない方がいいと認識した。
-もともと、安倍晋三記念小学校の名前で寄付を集めた。集めたかったのでは?
そんなことはありません。吉田松陰先生、新渡戸稲造先生の名を冠するのは当たり前。当時、安倍先生は1議員。「大丈夫ですか?」と確認して、平成27年ごろ…もとい、日にちのことはハッキリ覚えていませんが、昭恵夫人から「ご遠慮願いたい」と言われやめた。
-首相も夫人も、もともと(小学校に名前を冠するのは)断っていた。
(首相の名を使った時間は、安倍首相が)衆院議員の、ほんの一瞬であります。
-あなたの以前の証言と食い違っている
どんなものかを出していただかないと、分からない。
-あなたは小学校のことを便宜をはかるよう頼んだ。首相に頼まれた?
安倍総理の方には直接、一切お願いしたことはない。昭恵夫人を通じて相談したことがあります。
-相談と頼むのは違う。何を相談した?
相談した中に頼んだのもある。副読本、カリキュラムなどをお見せし、相談した。
-あなたは野党議員だけと会った。不公平感があった。
お越しになったことを拒否することはない。先生方にお入りいただくことに問題があるのか。
-あなたが招いたことじゃないとしたら、どういう打ち合わせ?
私が知るところではありません。
-野党の皆さんに、昭恵夫人から奥様とのメールのやり取りがあったのを見せた
私のしたことではないので、記憶にございません。
-首相の奥様から許可をもらってメールの文字起こしをした。総理も公表したいとお話ししている。許可をいただきたい。
メールの内容については、家内の部分はいいと思っています。