籠池泰典氏は23日の証人喚問で、国有地の埋設物撤去費用の返還をめぐり、昨年1月に稲田朋美防衛相の夫、龍示氏の弁護士事務所で、同氏と近畿財務局、大阪航空局の職員と会ったと主張した。「建て替えた分(約1億3000万円)が返ってこないことに関し、稲田龍示氏とお会いした」と述べた。

 民進福山氏 稲田防衛相は顧問弁護士か。法律相談はあったか。

 籠池氏 稲田先生のところ(夫の事務所)と顧問契約を結んでいた。土地の件は平成28年1月にご相談に行った。

 福山氏 稲田防衛相に直接、相談はしなかったか。

 籠池氏 それはしておりません。

 民進枝野氏 稲田防衛相は顧問契約は配偶者だと言っている。

 籠池氏 稲田事務所と顧問契約を結んでいる。所属弁護士と契約している認識をしていた。

 枝野氏 稲田さんの夫に昨年1月に小学校のことを相談したか。

 籠池氏 近畿財務局の定期借地が始まった。土地改良費の1億3000万円が、航空局から入ってこず、稲田先生の事務所で会った。

 枝野氏 (会ったのは)夫だけか。

 籠池氏 そうです。