自民党の中川俊直衆院議員(46=広島4区)が、妻以外の女性との不倫交際トラブルから、警視庁に「ストーカー登録」されていたと、20日発売の「週刊新潮」が報じた。この女性と、ハワイで「挙式」した様子をとらえた写真も掲載され、「重婚写真」と表現されている。同誌に掲載された女性側の証言として、籍は入れていないとしている。

 中川氏は20日、自身のフェイスブック(FB)に、「週刊新潮」の報道に対するコメントを掲載した。

 「今回の件は私の不徳以外のほかなにものでもありません(原文ママ)」などと謝罪した上で、「刑事事件に係ることについては弁明させてほしい」と釈明。「重婚罪に当たることはしておりません」「ストーカー登録をされたかのような報道がされていますが、そのような事実は一切ございません」と、主張している。詳細な経緯や理由は、記されていない。

 また「断腸の思いをさせてしまった妻及び家族には私の一生をかけて贖罪(しょくざい)をしていきたい」ともつづった。

 中川氏は「週刊新潮」が発売される前の今月18日、「一身上の都合」として経済産業政務官を辞任した。その後、やはりフェイスブックに「会社員時代からの知り合いの女性に好意を抱き、その方を傷つけてしまった」「妻に対しては昨年末、すべてを説明してわびました」と記し、女性問題の報道が辞任の原因であることを告白していた。記者会見は開いていない。