資金繰りが悪化し、大阪地裁に民事再生法の適用を申請した大阪市の学校法人「森友学園」は24日、経営する「塚本幼稚園」(大阪市淀川区)で保護者説明会を開いた。

 籠池町浪(ちなみ)理事長や保全管理人の弁護士らが出席した。保護者にも幼稚園の運営には前理事長夫妻が一切関与しない「籠池夫妻外し」が説明された。

 出席した保護者によると、説明会では町浪氏から「みなさまにご迷惑をおかけして申し訳ありません」と謝罪があり、弁護士からは、園を存続させながら再建を図ることや、保護者への経済的負担はないことが説明された。保護者からは「本当に再建できるのか」との質問に弁護士から再建案の説明があったという。

 「森友学園」は建設を進めていた小学校開設を断念したことなどから資金繰りが悪化。先週、大阪地裁に民事再生法の適用を申請した。保全管理人の弁護士は説明会の終了後「理解が得られたと思う」と話した。