将棋の最年少プロ棋士、藤井聡太四段(14)が4日、自身の持つデビュー後の連勝記録を「16」に更新した。大阪市福島区の関西将棋会館で指された第48期新人王戦3回戦で、先手の横山大樹アマ(26)を100手で破った。

 藤井四段は昨年10月、史上最年少の14歳2カ月でプロデビュー。12月のデビュー戦で現役最高齢の加藤一二三(ひふみ)九段(77)を破って以来勝ち続け、4月4日にはデビュー後11連勝を達成し、プロ公式戦の新記録を樹立。5月1日には第30期竜王戦ランキング戦6組で金井恒太六段を破り、記録を15連勝に伸ばしていた。

 新人王戦は26歳以下、六段以下(タイトル戦経験者を除く)の若手の男性プロやトップアマ、女流棋士など40人が参加し、現在行われている。過去には羽生善治、渡辺明、佐藤天彦らも優勝している。