2020年東京五輪・パラリンピックの大会マスコットの応募要項が今月中旬に公開される。64年東京大会ではマスコットはなかったため日本の夏季五輪では初。

 組織委のマスコット選考検討会議のメンバーで、今後審査員も務める慶大大学院教授・夏野剛氏(52)によると、選考中「自分が作った」などと明かすことは禁止。一方で誰もが知る漫画家の画風と判断されても、商標的に問題ないなら「セーフ」で、あくまでも「誰が作者かは切り離して作品で判断する」という。3、4作品まで絞る過程はエンブレム時同様、審査会が選定する。インターネット中継も検討。現時点で明らかになっている要項概要は以下の通り。

 ▼応募資格 18歳未満の未成年は18歳以上の大人とグループを組むことで応募できる一般公募

 ▼必要提出物 6面デザイン(前・後・上・下・左・右)。複数の表情。複数の競技ポーズ。プロフィル(制作意図と特徴)

 ▼審査方法 形式要件のチェック→複数の専門家による審査→審査会の審査

 ▼名前 作品決定後にプロのコピーライターが複数案提示→最終決定段階でマスコット作者も含めて審議