2020年東京五輪・パラリンピックの聖火リレー検討委員会の第4回が23日に都内で行われ、出発地候補として沖縄県と東日本大震災の被災地が挙がり、議論が行われた。国際オリンピック委員会(IOC)の内規で「100日以内」「一筆書き」が原則だが、組織委はIOCに対し8月にコンセプトを提出する際、期間延長と「分火」も要望する方針。64年東京五輪など日本の過去3大会ではいずれも沖縄から聖火が入った。被災地案では、出発地を誘致している宮城県石巻市が挙がった。

 また、18年平昌(ピョンチャン)、22年北京の両冬季五輪と連携し、東アジアでの開催が3大会連続のため、聖火ランナーの交流などを検討している。