東京都の小池百合子知事は26日の会見で、20年東京五輪・パラリンピックの費用分担問題に関する関係自治体との協議について、「詰めの作業がまさに今、行われている。お互い疑心暗鬼にならないよう丁寧に説明したい」と述べた。

 31日に国と組織委、都と関係自治体が集まり協議するが、首都圏3県の知事は自治体の負担に反発。小池氏は「知事の方々の協力姿勢は変わっていない。感謝している」と強調した。

 一方、築地市場の豊洲移転問題で、今夏にも可否を判断するとしていた時期が遅れる可能性を示唆した。「工程表通りに進むことを望んでいたが、遅れがあることも事実だ」とした上で、判断時期は「市場のあり方戦略本部で調査結果を集めて、どのようなタイミングで発表するか決めていく」と述べるにとどめた。