東京都の小池百合子知事は27日、都内で開かれた「タバコフリーサミット 2017 TOKYO」であいさつし、都による受動喫煙防止条例の制定実現を「公約」した。

 小池氏は「昨年都知事選に出馬した際、受動喫煙防止条例はしっかりとつくると約束して、知事になった。その約束はしっかり守っていきたい」と、都知事選の公約にもしていたことに触れ、「東京都がしっかりせんとダメだとくぎを刺されたが、ご安心ください」と、呼び掛けた。

 「健康はもちろんだが、20年東京五輪・パラリンピックのホストシティの立場をしっかり認識しないといけない。スピード感を持って、しっかり取り組みたい」と述べ、20年大会に向けた環境整備の必要性にも言及した。

 現在、国では受動喫煙対策をめぐり、厚労省と自民党の議論が難航していることを踏まえ、「国にはしっかり、真に意味のある結論を出してほしい。東京都からもエールを送りたい」と、議論の進展に期待を示した。