「都民ファーストの会」特別顧問を務める小池百合子東京都知事は27日、都内で都議選に向けた街頭演説を行い、自身の肝いり政策である受動喫煙防止条例の制定を公約に盛り込んだ自民党都連の対応は「選挙目当て」との認識を示した。

 都議選の「争点回避」との見方もあるためか、小池氏は「選挙目前だから、これまでブレーキをかけまくってきた都議会自民党があっさり条例をつくると言い出した」と指摘。「選挙になると急にアクセルを踏んだり、踏むふりをする人がいる。ぜひ毎年都議選を行い、そのたびに都民の審判を受けた方がいい」と皮肉り、「本当の改革には誰が必要か。感覚をとぎすまして思いを託してほしい」と、訴えた。