美容外科「高須クリニック」の高須克弥院長(72)が29日、ブログを更新した。

 その中で、17日の衆院厚生労働委員会の質問で「『イエス、○○(まるまる)』とクリニック名を連呼するだけのCMなど、非常に陳腐なものが多い」と発言した、民進党の大西健介議員(46)の選挙地盤・愛知県知立市を訪問したものの、同議員には会えなかったと明かした。

 高須院長のブログによると、知立市近くの西尾市・一色町に「高須クリニック」の本院「高須医院」があるといい、大西議員の選挙地盤が近いことも知っていたという。

 「民進党の代議士さんに『陳腐なイエス○○』と呼ばれたクリニックは実は○○病院の分院なのだそう、○○に入る文字は高須以外考えられない高須病院は西尾市の一色町にある名古屋から名鉄で知立を経由して西尾に来るのが最短ルート。知立は『イエス高須クリニック』をdisった代議士の選挙地盤で代議士は『知立神社の花しょうぶ祭り』をTwitterで紹介していた」

 高須院長は「もしかしたら大西健介代議士に会えるかもしれないと思って知立神社に行ってみた。大西健介代議士はいなかったが大西健介代議士とは意見が異なる、もと大西健介議員の仲間の県会議員とお会いした」と、柴田高伸愛知県議と会ったと報告した。

 また高須院長は、高須医院について「(知立市訪問の)翌日は高須病院の勤務日。高須病院は地域密着型の総合病院なのだ。あらゆる要望に答えるべく地域のために頑張っている」などと紹介した。

 その上で、西尾市にある、東条英機元首相ら、東京裁判で絞首刑を執行された7人をまつった「殉国七士廟」を訪問したと報告し「ひっそりと僕の尊敬する方々に状況を報告する。日本がよい国になりますよう」とつづった。

 高須院長は同クリニックの名誉を傷つけられたとして19日に、大西議員と民進党、蓮舫代表らに総額1000万円の損害賠償などを求める訴えを東京地裁に起こした。「国の指導通りに作っていて陳腐といわれたら傷つきます。悪徳美容外科の代表だと思われるのはすっごく不本意なんで、『違うよ』と明確に言うのは筋。最高裁までやります」などと憤っている。