将棋界最年少プロ棋士の藤井聡太四段(14)が、王座戦以来34年ぶりにタイトル戦としてこのほど発足した「第3期叡王戦」の開幕カードに登場する。ドワンゴと日本将棋連盟が30日、両者で主催する「第3期叡王戦」を6月10日に開幕第1局を行い、藤井四段と梶浦宏孝四段(21)が対戦すると発表した。

 今期から全棋士参加のタイトル戦へと昇格。段位別予選と本戦を勝ち抜いた2人が決勝7番勝負を行い、先に4勝した棋士が「叡王」の称号を獲得する。第4期以降は、本戦優勝者が叡王への挑戦権を獲得する。

 今回、シードとして本戦トーナメントから出場する佐藤天彦叡王を除く15人の出場枠を決定する段位別予選トーナメントの組み合わせも公開。四段戦では男性四段に加え、女流棋士の加藤桃子女王、横山大樹アマの計19人が参加し、本戦出場枠は1人。五段戦は24人参加で2人、六、七段戦は各33人で各2人、八段戦は26人で3人、九段戦は26人で5人となる。