美容外科「高須クリニック」の高須克弥院長(72)が7日までにツイッターで、民進党の大西健介議員(46)、民進党、蓮舫代表らに総額1000万円の損害賠償などを求める訴えを東京地裁に起こした裁判の第1回法廷弁論が7月24日に開かれると明かした。

 「大西健介代議士、蓮舫代表、民進党、国を被告にした第一回法廷弁論が7月 24日(月)午後4時から開かれる。僕、頑張る。法廷番号は611傍聴に来てね。聴くのは国民の権利だからね。」

 その上で「もちろん行く。裁判は普通逃げたら負け。」(コメントは全て原文のまま)と、当日に出廷する意向も明らかにした。

 高須院長は、5月17日の衆院厚生労働委員会の質問で、大西議員が「『イエス、○○(まるまる)』とクリニック名を連呼するだけのCMなど、非常に陳腐なものが多い」と発言した件について、同クリニックの名誉を傷つけられたと主張。「国の指導通りに作っていて陳腐といわれたら傷つきます。悪徳美容外科の代表だと思われるのはすっごく不本意なんで、『違うよ』と明確に言うのは筋。最高裁までやります」などと憤っている。

 一方、大西議員は「質疑全体を見れば名誉を毀損(きそん)する内容でないと理解してもらえると思うが、不快な思いをされたとしたらおわびしたい」とした。憲法第51条は「両議院の議員は、議院で行った演説、討論又は表決について、院外で責任を問はれない」としている。