将棋の最年少プロ棋士、藤井聡太四段が15歳の誕生日を迎えて最初の対局となる、第2回上州YAMADAチャレンジ杯準々決勝が今日21日午後1時から、東京・千駄ケ谷の東京将棋会館で行われる。ベスト4入りをかけた一戦の相手は、三枚堂達也四段(24)対梶浦宏孝四段(22)の勝者。

 三枚堂なら公式戦初顔合わせ。梶浦とは6月10日、タイトル戦に昇格した叡王戦の開幕カードとして行われた、四段戦1回戦で激突して108手で勝ち、デビュー以来24連勝を果たしている。

 藤井は19日に15歳になったばかり。14歳最後の対局となった11日の加古川青流戦3回戦で都成竜馬四段(27)に勝ち、デビュー以来31勝1敗としている。今回の対局で勝てば、8月27日に群馬県高崎市「LABI1高崎」で行われる準決勝、決勝に進出する。そこで連勝すれば、プロ公式戦で初めての優勝となる。

 ◆上州YAMADAチャレンジ杯 出場資格は五段以下でプロ入り15年以下の棋士と、選抜されたアマチュア強豪1人。今年は39人が参加するトーナメント。持ち時間20分の早指し戦。昨年創設され、第1回優勝者は船江恒平五段。