東京都の小池百合子知事が25日、都内で一般社団法人内外情勢調査会主催の「内外情勢調査会・全国懇親会」に出席した。

 会食後、講演を行い、今後の政策などについて約1時間熱弁をふるった。取材陣からの代表質問にも答え、支持率が急落している安倍政権については「支持率がこれほど急落するということに私もびっくりしています」。評論する立場にないと断った上で「他の国々が不安定になっている時には、逆に安定が売りではなかったかなと思います。そういう中では大変非常にご苦労が多いと思いますが、小さなことが反感を呼んでしまっているということが支持率低下につながっているんじゃないかなと。きめの細かい目線を大切にしなければ行けないなと自分にも言い聞かせています」と話した。

 安倍政権と自身の政治の親和性については「私は外に向かってはむしろ保守で、相手が相手な時には特に微動だにしてはいけないと思います。一方、国内では私はむしろ改革をしていかなければならないと思いますし、真の保守は改革してこそだと思います」と話した。

 憲法9条改正について、都民ファーストの会のスタンスを問われた際には「国会議員の方に聞いていただければ」とけむに巻いていた。