今井絵理子参院議員(33)との不倫疑惑が報じられた神戸市の橋本健市議(37)は27日、神戸市役所で会見し「自身の脇の甘さ、認識の甘さ」と言い、謝罪した。一方では、報道に対して「若干、不本意」との見解も示した。

 橋本氏はこの日夕、緊急会見を開き、自身の家庭状況を説明。夫人との関係は「4~5年にわたって、事実上婚姻関係は破綻」しており、現在は離婚調停中と説明。今井氏との不貞行為は否定したが「仮に一般的に不貞行為と言われるものがあったとしても、調停中には、不貞行為には当たらないとの認識だった」と解釈していたと語った。

 この解釈が、今井氏との「軽率な行動」につながったとし「今回は不貞行為はありませんでしたが、(あったとしても)一切、問題にはならないものだと認識のもとで、軽率な行動をとってしまったということを今回、深く反省しているところでございます」と、反省も口にした。

 今井氏が、橋本氏を政治上の先輩として慕っているとされる2人の関係については「私からレクチャーすることもあれば、とくに彼女は息子さんの関係もあって、聴覚障害に関するものや、特別支援教育に関して、私も非常に多くを学ばせてもらっています」とし、互いに学び合う仲だと主張した。

 深夜にホテルで講演会の準備をしていたという今井氏の説明については「翌日、講演会などがあれば、原稿の作成もさせていただいておりました」と言い、あくまでも仕事のフォローのためだと説明した。

 また、今井氏にも、自身にも子どもがおり、「子どもたちを裏切ったことにはどう思うか」と問われると、一瞬、目をふせ「双方の子どもたちに対して、今も非常に危惧しているところでございます」と話した。

 その後「私の認識が甘いところだった。ただ、私の認識の甘さ(の背景)には、今回、私のとった行動が、決して不法行為には該当しないという認識のもとだった」と続けた。

 あらためて、仮に不貞行為があったとしても、調停中ならば「不貞行為」ではないとの認識だったとし「今回、あたかも不法行為のように報道されることには、抗議まではいきませんが、若干、不本意ではあるなという認識でおります」と、本音もポロリ。その上で「これが世間の反応なんだなと認識した」と受け止めた。