将棋の史上最年少プロ棋士で、新記録のデビュー29連勝を達成した藤井聡太四段(15)の強さと、連勝劇の裏側を描いた「藤井聡太 名人をこす少年」(津江章二著、税込み1404円)が23日、日本文芸社から出版された。

 著者は、共同通信社で40年以上書き続けている将棋記者。小学生時代のエピソード、家族の教育方針や才能の伸ばし方なども描かれている。森下卓九段、深浦康市九段による特別対談も掲載されている。

 藤井四段の関連本は、マイナビ出版(本社・東京都千代田区)でも28日、藤井聡太四段の将棋について解説した書籍「天才棋士降臨・藤井聡太 炎の七番勝負と連勝記録の衝撃」(日本将棋連盟発行、税込み1490円)も出版される。

 連勝記録は29で止まったが、驚異の新人は史上最年少の公式戦優勝が期待されている。まだまだフィーバーが続きそうだ。