ダブル不倫疑惑を報じられた山尾志桜里衆院議員(43)が民進党を離党したことについて、山尾氏を支持する漫画家の小林よしのり氏(64)が「山尾氏を離党にまで追い込んだ」と民進党を非難した。

 山尾氏の能力を高く評価し離党には反対していた小林氏は、7日に更新したブログで「民進党の執行部も後悔するときが来るだろう」とつづっていた。そして8日のブログでは、山尾氏に対し「議員辞職すべきだ」とする意見に、「馬鹿なことを言いなさんな。政治家が『不倫』の説明責任を果たすのが必要なのか? 民主主義の本場の欧州では、不倫なんかで政治家が説明責任を果たしたり、謝罪したりはしないぞ。まして議員辞職だと? 狂っている!」と猛反論した。

 続けて小林氏は「山尾志桜里議員を守ることは、民主主義を守る戦いだ」とし、「民進党は『聖人君子政党』なのか? 民進党は、山尾議員の『能力』を評価できず、民主主義に不必要な『不倫の有無』だけで、山尾氏を離党にまで追い込んだ。民主主義を堕落させるこのような行為がまかり通る政党だったとは!」と嘆いた。