元秘書へのパワハラ疑惑で自民党を離党した豊田真由子衆院議員(42=無所属、埼玉4区)が20日、久しぶりに国会に現れた。

 年金支給漏れ問題について衆議院で行われた厚生労働委員会の閉会中審査に出席したもの。豊田氏は、18日に地元の埼玉県内で行った記者会見で着用していたもの同様の、ダーク系スーツ姿。与党席ではなく、委員長席に向かって右側の野党側の席に座り、約3時間半にわたった審議を聞いていた。

 豊田氏は委員会後、委員会室を出た後、報道陣に囲まれたが、無言のまま議員会館に向かった。地元の後援会長が日刊スポーツの取材に、次期衆院選での支援をしない意向を示したことへの受け止めなど、多くの質問が飛んだが、豊田氏は硬い表情のまま、答えることはなかった。

 豊田氏のパワハラ問題に関する週刊誌報道は、6月18日の通常国会閉会直後に表面化。豊田氏が国会に現れたのは、それ以来、約3カ月ぶりとみられる。